みなさん こんにちは〜 たけのこ(@takeno_kotori)です。
今回は前回の続き子どもが生まれた日についての絵日記(後編)となります。
妊娠38週を迎えた妻に陣痛が始まり大急ぎで私と一緒に家からタクシーで産婦人科に向かいました。
出産予定日はあくまで予定。出産は今日だった。
産婦人科へ到着後、妻は分娩室のある個室へ案内され私は近くの待合室で待機。
出産の立ち会いを希望していたので先生からは「子どもが生まれる時に呼びにきます」とのこと。
時刻は19:30待合室には私1人。後はひたすら待つ。
妻は痛みと戦い出産までどのくらい時間がかかるのか分からなく、私もただひたすら待つ状況が続く………と思っていたのですが、
待合室に案内されてから1時間後、先生が「もうすぐ生まれるのでこちらへどうぞ」と私を呼びにきました。
初産は時間がかかると思っていたので「え?もうですか?」と思わず聞いてしまいました。
分娩台の妻、その隣の私
産婦さんに着いて行き分娩室へ入り、着替え、消毒を行い妻の元へ。
分娩台に座る妻には無痛分娩の麻酔が刺さっており苦しそうな表情を浮かべておりました。
その隣に私は産婦さんに言われるがまま案内されたのですが妻への言葉に悩んだのを今でも覚えています。
大丈夫?(大丈夫な訳ないです…)
がんばれ?(どうみても頑張ってます…)
言葉だけで無く行動でも「背中をさする」「水分補給を手伝う」「汗を拭く」「手を握る」など知識として覚えてきましたが、今の状態に対する正解は選択できず夫として本当に無力さを感じました。
そこから20分ほど呼吸とイキむを繰り返したのち先生が「生まれるよ〜 イキんで!」という掛け声の元。妻が思わず
「痛い‼︎」と大きめの声を上げ、
ほぼ同じくして子どもが産まれました。
ただ先生に抱き抱えられた子どもは産まれてすぐには泣いてくれませんでした。
産まれた子どもが泣かない事で命の危険がある事は理解しておりましたが、それとは別にドラマの影響なのか産まれた子どもはすぐ泣くものだと思っておりました。
1秒、1秒がとても長く、泣かない時間が増えていく変わりに子どもの死が近づいている恐怖が私に容赦無く襲ってきます。
(え………うそ……お願い!…早く…早く…泣いて!!!………)
私は心の中で大声で叫んでいました。
そして産まれてから10秒ほど立ち「ぇ〜〜〜〜〜ん!!」と小さく弱々しい泣き声が聞こえ、それを聞いた途端に大量の涙が溢れてきました………
無事。男の子を出産
母子ともに大きな問題も無く男の子を出産しました。
満身創痍の妻を分娩室に残して私は一時待合室へ。
先程の母親からの電話の事もあるので母親に電話し無事出産報告をした時「え〜〜〜!!もう産まれたの〜〜〜!!!」と相変わらずのハイテンション。
確かに早いとは思うけど初産の妻と私にとって比較対象が無いのでその辺りは良くわかりませんでした。
ただ母親が言うには「あんたを産んだ時30時間はかかったよ」って言うので相当驚きました。
それだけの長時間の出産ですと疲弊具合は想像できません。
最後に
後に先生が話してくれたのですが今回の出産が早かった理由として「食事をとっていなかった」ことと「適度な運動」が可能性として考えられると言ってました。
無痛分娩の際は意識が朦朧とする可能性があり食事をしていると吐いてしまい気管側に入ることが非常に危険とのことです。
他にも色々な理由があると思いますが何にせよ無事出産をすることができました。
そして命を賭けてくれた妻には何より1番感謝しております。
それではまた。
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